債券を知ろう~応用編~「ラダー型ポートフォリオとダンベル(バーベル)型ポートフォリオ」


投資をはじめる前に『知る』シリーズ応用編です。


債券投資を行う際にどういったポートフォリオを組むのが良いのでしょうか。


債券を運用していく上では、「ラダー型ポートフォリオ」や、「ダンベル型ポートフォリオ」といったバイアンドホールドの手法があります。


今回はこれらの手法について見ていきましょう。



ラダー型ポートフォリオ

ラダー型ポートフォリオはパッシブ運用の代表的な手法のひとつで、債券のポートフォリオを構築する際に、短期債から長期債まで、残存期間の異なる債券に、ほぼ同額ずつ投資するポートフォリオのことをいいます。


運用期間中に組入債券の償還を迎えると、一定のルールに従って、それにより発生した償還金(キャッシュフロー)を再び最長期債へ投資し、常に均等な組入比率が維持される仕組みになっています。


保有している債券の満期までの期間の構成と投資額をグラフにするとハシゴを横にしたような形状をしていることからラダー型ポートフォリオと呼ばれています。


ラダー型ポートフォリオの特長


・償還毎にその時点の最長期債に投資し、原則的に償還まで持ち切るため、金利予測をする必要がない


・売買の回数が少ないため、低コストである


・短期債も保有しているため、流動性に富む


・常にその時点の長期債に再投資されるため、ポートフォリオ全体の利回りも相対的に高くなる


といった点が挙げられます。


一般に運用戦略において、ラダー型ポートフォリオは、日々のポートフォリオ管理が容易であり、特に金利動向の行方が不透明な状況において有効な手法と言えます。その一方で、債券相場が好調な場合でも、運用に制約があるため、積極的な収益を目指すことができないといった弱点(欠点)があります。



ダンベル型(バーベル型)ポートフォリオ

ラダー型はポートフォリオは、短期債から長期債まで、ほぼ同額ずつ投資するのに対し、ダンベル型(バーベル型)ポートフォリオは、中期債を持たず短期債と長期債に投資し、常に短期債と長期債の組入比率を維持する運用方法です。保有している債券の満期までの期間の構成と投資額をグラフにするとダンベルのような形状をしていることからダンベル型ポートフォリオまたは、バーベル型ポートフォリオと呼ばれています。





ダンベル型(バーベル型)ポートフォリオの特長