昭和~令和。お父さんの家庭内地位の低下と子供へのお金の教育。意外な共通点

最終更新: 5月14日

古き良き時代の象徴としてよく取り上げられる国民的アニメサザエさん。一家の大黒柱の波平さんが「ばっかもーん!」と怒るシーンが象徴的な一コマとして挙げられるが、現代の家族事情を見てみると昭和のサザエさんの様にお父さんが大黒柱として君臨している家庭は比較的少なくなったのではないだろうか。

要因の一つとしてよく取り上げられるのが、給料の受け取り方の変化だと言われている。私も小さいころ記憶があるのが、月に一度お給料袋に入った現金を持ち帰ってくる父の姿だ。現金を実際目にすることでお父さんが働いてお金を稼いでくれるから私たちはこうやって生活が出来るんだという家族の自然な感謝の気持ちがあったと思う。また父自身も勤務先から現金で直接手渡しで受け取ることで、働かせてもらってお給料をもらえているという感謝もあったのでないかと思う。

お給料の受け取りが現金での受け渡しから銀行振り込みになったことで直接お金を受け取り家に持ち帰ることは無くなってしまった。紛失や盗難のリスクは無くなったが、月に一度実際に現金として給料を目にすることが無くなった。人間というのは気づいてはいてもやはり実際目にしないと感覚として受け取り方は弱くなる。実際稼いでいるのは旦那さんでも奥さんが銀行から引き出してしまったらやはり稼いでもらっているという感謝の気持ちが薄くなるのは当然である。共働き家庭が増えたなどの要因もあるのであろうが、給料の受け取り方によって世の男性の家庭的地位が下がったのでは?という意見には私としては頷ける部分がある。

この様に人は目に見えないものというのは、気づいてはいても感覚としては鈍くなりがちである。お給料が現金受け取りから銀行振り込みになった様に、昨今は国の推進政策もありキャッシュレス化が急速に進行している。国がキャッシュレスを推進する理由の一つとして目に見えないので消費が喚起され経済対策になるのではということも挙げられているくらいである。誰しもついついカードで買い物をしすぎてしまい、後悔したということがあるのではないだろうか?ある分しか使えない現金での購入と比較すると格段に多いと思われる。これも要因としては目に見えなくなるため感覚として鈍くなるからであろう。

世の大人たちがそうなのだから子供たちにもキャッシュレスが浸透していくとさらに深刻な問題になるだろうというのは言うまでもない。私も実際何度か聞いたことがある。例えば塾に通わせているお子さんに塾の前に何か買って食べなさいとSuicaにお金を入れて渡していたら、これを使えば何でも買えるんだと友達にいろいろ買ってあげていて大変だったという話はとても印象的でした。私が子供のころに親から100円もらって駄菓子屋にいき、100円で何が買えるだろうと頭を悩ませていた光景というのは今後無くなっていくかもしれない。ただ今後キャッシュレス化というのは避けて通れない道である。目に見えない物を子供たちにお金の価値として認識させるの難しいことだと思う。小さいころから目に見える現金であっても、目に見えない形であっても、 同じように価値があり使ったら無くなっていくものだということを、繰り返し意識しながら教育していくことで将来的に多重債務等のトラブルの防止にも繋がっていくのだと思う。

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