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執筆者の写真中井 康寛

変化に立ち向かうためのライフプラン

前回のブログでは、働き方と日本の変化をテーマに文章を書いてみました。



変化に関していうと、

コロナ禍という「天災」とウクライナ危機という「人災」が進行しています。

未曾有の危機に直面して、忘れてしまいそうになりますが、振り返ってみただけでも、

これまでとは異色の大統領が米国のトップに立ったり、

金利が「マイナス」となったり、

地震や山火事など自然が私たちに牙をむく頻度とインパクトが格段に増したり。

もはや、当然を覆されることが日常的となっています。

大谷選手の二刀流がその最たるものかもしれません。



このような変化の幅や回数を今後も想定するならば、

個人レベルでは、多少の対策をしても無力なのでは・・・。

そのようにも考えてしまいそうです。


ただ、できる範囲での準備をした分だけ、やはり変化に対する抵抗力は増すはずです。

仕事の上でも、事前準備をしっかりやっておけとよく言われます。(できているかどうかは別として・・)

仕事よりも大事な人生に置いては言わずもがな、ですよね。



では、その「範囲」をどうやって認識するのでしょうか。

そこで、私たちFPが大切だと認識している「ライフプランニング」の出番です。


以前のブログで「見える化」に関して取り上げた回があったのですが、

この「ライフプランニング」こそ人生の「見える化」と言えます。


「この年齢のタイミングでこんなにお金がかかるのか」

「もし万が一の場合には、これくらい足りないのか」


こうやって、自分の人生を客観視できるようになります。

見えるからこそ、そこに手が打てる。つまり準備ができるようになるわけです。

お金が必要なタイミングや金額の見当がつくわけですから、それに対して何をすればいいかを考えればいいのです。


自分達でできることはさっそく取り掛かれば良いですし、

難易度が高そうな事柄が確認できれば、何か代替案を検討しないといけないかもしれません。



ライフプランニングをもとにした準備を行うことは、

どのようなメリットを生むのでしょうか。


今回こちらの記事を書くにあたって、自分なりにあれこれ考えてみました。


その結果、

「お金と時間と気持ちを大切にすることができる!」

という結論になりました。


ポイントを挙げてみます。



①:お金

⚫︎見えることで「自分にもできるかも」なり、逆に危機意識などが芽生え、必然的に「家計の見直し」にも繋がる。

⚫︎無駄な出費のチェックと、無理のない貯蓄ができる。



②:時間

⚫︎支出や貯蓄などの優先順位がはっきりする。

⚫︎早期の対策が可能となり、時間的な余裕を作ることができる。時間は浪費してしまうと、後戻りはできません。



③:気持ち

⚫︎家計を家族で共有できる。

⚫︎話し合いの機会が生まれ、価値観や予定のズレを解消することができる。

⚫︎家を持ちたい、旅行の回数を増やしたい、子供に留学させてあげたいなど、ライフデザインの幅が広がる。



メリット満載ですね。


強いて、ライフプランニングのデメリットを挙げるとするならば、手がかかること。

ただ、それは個人的に実践しようとした場合なのかなと思います。


FPは、ライフイベントを俯瞰して見ることができますので、その点を得意とするところです。

ライフプランニングにおいては、ぜひFPを活用いただきたいと思います。

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