スマホから始まる親子の終活

 FP Officeの 宮本 誠之と申します。


 FPとして、様々な世代の要望に応えるべく、日々情報収集をしております。そんな中で私が興味を持ったもので、これを読んでいただいた方の将来に役に立つかな、という情報をこれからお届けしていこうと思っています。

 最近読んでいる本の話です。『デジタル遺品の探しかた・しまいかた・残しかた+隠しかた』という本です。〈1〉

 この本を手に取ったきっかけは、気軽に終活の話題の入り口に立つことができるお話だと思ったからです。

 終活とは、お亡くなりになる前の、身の回りの片付けや整理、引継ぎ、処分のことを主に指しますが、読んでいるあなたも手にしている「スマホ」。(この文を書いて校正しているのもスマホですし、今電車でまさに周りの人全員が、スマホで何かをしています。)

「このスマホをいかに人生の中で処理対応をするのか?」について詳細に書かれた本です。

(もちろん、パソコンの中のデータどうするの?などの話も出てくるのですが)

 思えば、老若男女、誰もがスマホを持ち、本当に様々なことができるようになったこの世の中。この本で、「将来スマホをどうしておくべきか?」ちょっと考えてみませんか。

 一つの提案として、「スマホのスペアキー」という話題に触れています。スペアキー(鍵)とはいうものの、いくつかのメモ欄がついた、名刺サイズのカード形状です。自作できるように、データをダウンロードして、印刷して使います。メモ欄には文字や記号などを書き込むため、裏に透けないようになっている必要があります。なので、少し厚めの紙に印刷するといいそうです。


 さてここに、スマホやほかの電子機器のパスワードを書いたら、たいていの家にはある(またはコンビニ等で即入手可能と思われる)白い修正テープ、それで書いた文字を覆うように白く引きます。いざとなったら、スクラッチカードのように削ると、パスワードが現れる、という仕組みです。ちなみに、文字が裏に透けるような場合は裏にも修正テープを貼ってもOKとのことです。

 生前にこのスクラッチ部分が削られているようなことがあれば、念のためパスワードを変更し再度作成。死後に残すものの一つに、このカードを加えておけば、いざという時、これでスマホのパスコードロックを解除し、必要な情報にアクセスできる、というわけです。

 個人情報・プライバシーの塊でもあるスマホ。もちろんこれだけではなく、まだまだいろいろやらなければいけないことは残りますが、まあ、まずは一歩目です。じつは、親子の間の終活の話題は、一歩目が案外難しいのです。スマホは親子でも比較的話題にしやすいですし、普通の大人であれば、子が高齢の親より詳しいものでもあります。すなわち、子供から投げかけて親が受け止めやすいということを利用して、終活のきっかけにできるのでは、と考えています。


 実際に、筆者は実母のネット証券管理のいざという時の話に繋げました。皆様のご参考になれば幸いです。この本の話題、もう少し読み進めておりますので、また今度続きを書こうと思います。


〈参考文献〉

〈1〉伊勢田篤史・古田雄介,"デジタル遺品の探しかた・しまいかた、残しかた+隠しかた"

   ,日本加除出版,2021年10月,204頁,978-4-8178-4754-6


閲覧数:66回0件のコメント

最新記事

すべて表示