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結婚後のお金の管理どうしてる?

更新日:2022年10月14日

FP Officeの石井です。こんにちは。 結婚後のお金の管理について、パートナーと話し合うケースと、なんとなくお互いそれぞれで管理している場合と様々です。 今回はそれぞれのパターンのメリット、デメリットについて考えていきましょう。


経験上、FP相談にいらっしゃるお客様の中で、各家庭のお金の管理方法は大きく3つに分けられます。



パターン① 完全夫婦別財布

ダブルインカム(共働き)に多いパターンです。 生活費口座を作り、そこにお互い毎月お金を入れていき生活費とする (例えばお互い15万ずつ毎月30万など) そのほか住宅資金はご主人、教育資金は奥様など担当制にし、それ以外は自分のお金にする。

・メリット 役割分担することで、責任がそれぞれに分散されるため、心理的負荷が小さく、役割以外のお金に関しては自分の裁量で使うことも、運用することも出来るので一方が不満を持つという事がなく、平和な家庭が多いと感じます。 ・デメリット 将来的にかかる大きなお金(お子様の大学資金など)や、老後の資金をそれぞれの責任において行うため、パートナーの貯蓄額を正確に把握できず、「思ったよりもお金使っちゃってるけど相手に言いにくいな。。」 の様な事態が起こる可能性がある。

パターン② 夫婦合算おこづかい制 基本的にシングルインカムの場合に多いのですが、家計を1つにまとめ夫婦それぞれがお小遣い制のパターン。 ・メリット 家計の収支を1つにまとめることができるため、使途不明金や無駄な出費を抑えることができます。 お金の管理をしっかり夫婦で行う事が出来れば一番確実な方法かもしれません。

・デメリット 「お金の管理は奥様(ご主人様)に任せっきりで、自分はよくわからない。」 というようなご家庭も多く見受けられます。 この場合、夫婦どちらかがお金を管理する事になるので、管理者側でない方が不満を持ちやすい傾向があります。 さらに、管理者側にお金の知識がないと、管理者側の性格によっておおまかに2つのパターンに分けられます。 ひとつは、可能な限りひたすら貯蓄にまわし、お金はあるのに使えない状態となり家庭の幸福度が低下するパターン。 もう一方は、お金をあるだけ使ってしまうため、お金の計画が破綻しているパターンかのどちらかのケースです。 このような状態であれば、一度ライフプランニング表を作成する事をおススメします。 この場合1点注意してほしいのが、「ライフプランニング表の作成は必ず夫婦で行う」という事です。 ライフプラン表で将来のお金のイメージが出来ることはもちろんですが、作成段階で、非管理者側(奥様orご主人)にも家計の課題を共有することがなにより大切です。


パターン③ 仕組みを作ってあとはお金の色分けをする。

私共のお客様に多いパターンですが、先々かかる教育資金や老後資金などのお金に関しては、あらかじめ積立商品などでしっかり準備をし、先に仕組みを作ってしまうという方法です。 今必要なお金(生活費など) 近い将来必要になるお金(住宅購入や学費、予備資金など) 遠い将来必要になるお金(老後資金など) 目的ごとに仕組みを作っているので、それ以外の資産に関しては先々の心配なく、自由に使えるお金となります。

・メリット 保険や運用商品などの特徴を理解していれば、大きな効果が期待できます。

・デメリット 保険や運用商品に関して、膨大な知識が必要になる為、個人で行うにはハードルが高いかもしれません。



まとめ 一概にこれが正解だ!という事ではないので、お金の管理については悩まれている方も多いのではないでしょうか? 一番大切なのは、現状の幸福度です。 今が幸せであれば方法はどうであれ、それは正しいのだと思います。 ただ現状、幸福度に対して、不満、不安の方が大きい状態であれば、一度専門家に相談するのも良いかもしれません。 お金の面での不安を解消し、家庭を幸せな状態に導いていく事が、我々ファイナンシャルプランナーの存在意義だと思います




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